| ヒロ さん、
ベトナムのサイゴンに、1月に訪れ、帰るときに出国審査を通過しゲートに行こうとする。空港税の関所で、あっ、USD12 がない!空港内に両替所はあっても、なんとしたことか銀行(ATM)がない。外に出て聞くと遠方であるという。そのタクシー代もなくなっていた。銀行に行っても残金があるかどうか確かでない。思案して、2年間愛用してきたデジカメ(購入時4万円)を 300,000ドン(2100 円)でタクシーの運ちゃんに売って、なんとか出国(帰国)できました。助かったー!それは入門機として 7000 枚くらいを撮影しており、使い倒していました。損失感はあまりなかったです。いわば下取りしてもらったようなものです。現金をお忘れなく!
以下はご参考まで。ある人から「・・・それくらいの円もなかったのかな?」と聞かれたが、なかったの。そんなことも起きるのが海外体験です。ATM くらい空港にあるだろうという常識が通用しなかった。懐が寒くなるのを気にしても、小僧たちに生活費をあげたり、一宿一飯のホームステイしただけで一か月分の家賃を払ってやったり、そこの娘たちに着飾りの衣服を買い与えたりしたら、なくなってしまった。(おぉー、なんとうるわしい!)
昔の船員は、遭難したときどこに流れ着くかしれない、そうでなくとも異郷の港町で困窮したときのために、どぎついほどに高価な指輪をしていた、といいます。今は指輪でなくカードでしょうけど、それが使えなかったらどうする?実際、私は使えなかった。
みなさん、いざというとき、私のように、カメラを売るくらいの逞しさを身につけるのですよ。それもままならなかったら、ノートブックを、ハード ディスクとメモリ一枚を抜いて、売っていたでしょう。そのほか、航空券は無駄になるけど日本の友人に送金してもらうとか(入金されるまで彼女の家でやっかいになる。はずかしー!)をしていたでしょう。
あうふた
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