| 【フィリピン】NTTドコモが海外送金事業:初の携帯電話間サービスを実現 NNA 6月29日(水)8時31分配信
NTTドコモは、来月7日からフィリピンを含む4カ国を対象に、海外送金サービス「ドコモ・マネートランスファー」を開始する。フィリピンは4カ国中で唯一、携帯通信業者の電子マネー口座への送金が可能。日本の携帯キャリアとして初めて、携帯電話間の海外送金サービスを提供する。
サービス対象国は、フィリピンのほか、ブラジル、韓国、中国で、「iモード」対応端末を通じて、ドコモの電子マネー口座から提携金融機関に送金する。将来的には送金先の拡大やスマートフォン(多機能携帯電話)への対応も視野に入れている。
送金手数料は1回の送金につき一律1,000円(非課税)。最低送金額(送金手数料込み)は1回当たり7,000円、送金上限額(同)は1日当たり45万円、1カ月当たり50万円となっている。
NTTドコモ広報部の担当者は28日、NNAに対し「日本に滞在している外国人の母国への送金や海外に住む日本人留学生への送金などでの利用を見込んでいる」と説明。送金対象4カ国の出身者が日本における外国人登録者の約8割を占めることから需要は大きいとみており、フィリピンに関しては出稼ぎ労働者の送金需要の獲得にも期待しているもよう。取扱額や利用者数については「特に目標は設定していない」と説明している。
■手数料で競争力
同担当者は、この送金サービスの利点として、日本で銀行口座を持っていない外国人でも送金が可能になる点を指摘。さらに、送金手数料が一律で、受け取る側に手数料が発生しないなど、他の送金サービスよりも競争力のある手数料になっているとの認識を示した。
フィリピンでは銀行、ノンバンクなど20の金融機関に加え、同社が出資提携しているフィリピン長距離電話(PLDT)傘下の携帯通信業者スマート・コミュニケーションズの電子マネー口座「スマート・マネー」への送金も可能。携帯電話同士での海外送金サービスは日本の携帯電話事業者で初めて。送金可能通貨はいずれもペソとなっている。
マネーロンダリング(資金洗浄)などの不正利用への対策として、サービス利用登録時の本人確認や受取人の身元確認を実施。米マイクロファイナンス・インターナショナル(MFIC)のフィルタリングおよびモニタリングシステムも導入している。
送金手数料込みで一律1000円は、他社の半額以下ですよね? ATMの使用料も掛からないのならば、メチャお徳と思うけど どうよ?
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