| 東日本大震災の津波で宮城県石巻市立大川小学校の児童・教職員84人が死亡・行方不明となった問題を検証する第三者検証委員会が23日、最終報告書を公表した。
避難先に危険な河川堤防近くの三角地帯を選んだ教職員の判断ミスなどを指摘し、「惨事は防ぐことができた」と結論づけた。一部の遺族は「責任の所在が分からない」などとして、提訴の意向を示した。
検証委は1月、最終報告書案を示したが、遺族らは百数十項目に及ぶ追加調査を求めていた。しかし、公表された最終報告書の内容に大きな進展はなく、避難先を誰が決めたかなどの経緯についても、「意思決定に関わった教職員が全員死亡したため不明」とした。
遺族側の会見では、出席した7人のうち5人が提訴したい考えを示した。
(2014年2月24日08時52分 読売新聞)
群馬大大学院の片田敏孝教授が釜石で行っていた震災教育を知ったものとしては、大川小の参事は残念です。
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