| 子曰、 學而時習之、不亦説乎、有朋自遠方来、不亦楽乎、人不知而不慍、不亦君子乎
論語の中の有名な言葉です。
「学んだことを時に復習するのはより理解が深まり楽しい事だ。友人が遠くから訪ねてくれて学問について話合うのは喜ばしい事だ。他人に理解されなくとも気にしないと言うのはとても立派な事だ。」と現代語訳されるそうです。
私が高校時代に漢文の先生も、このように訳すと教えてくれると同時に先生自身がこう訳すべきだと言うことも言っておりました。
「孔子ともあろう人が、遠方から友達が訪ねてくるだけで喜ぶとは思えない。遠方より普段あえない友人がやってくるのは、誰にでも嬉しいことではあるが、そんなことを孔子がわざわざ言うのだろうか。後半の人不知而不慍、不亦君子乎の意と 釣り合わないと思わないか」 そして 「朋遠方より来たるは古い友達が訪ねてきてくれたと直裁に考えるのではなく、 私の考えを理解してくれない人が多いなかで、遠方の地で私と同じ考えの人がいることを知った。なんと嬉しいことではないかと先生は考える。それでこそ、最後の 人不知而不慍、不亦君子乎が生き生きとしてくる。」
先生の説が正しいかどうか、わからないが、先生の説には未だに感心している。
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