| 朝日新聞が先月、従軍慰安婦の誤報について書いて以来、どうして朝日新聞の投書欄の「声」にこれに関する投稿がどうして記載されないのか。朝日新聞には、数多くの投書があるのではないか。朝日新聞は、投書について知らん顔してやり過ごそうとしているのか、と言う批判がありました。
それに対して、朝日の「声」にようやく、読者からの投書が載りました。しかし、案の定、朝日新聞への激励投書でした。
池上彰についての問題が起き、報道姿勢について批判が集まると、「声」欄にとんでもない投稿がのりました。
護憲派の主張は事実だろうか 9/3朝日新聞読者投稿欄「声」
「憲法9条のおかげで日本が武力行使をしたり、されたりせずにすんだ」との主張を聞く。だが日韓関係の歴史などを見ると、本当かと疑いたくなる。
憲法の施行から5年後の1952年、韓国は竹島(韓国名・独島〈トクト〉)を含む海域に李承晩ラインを引き、海洋主権を宣言した。その後、境界線を越えた日本の漁船233隻が韓国に拿捕(だほ)された。抑留された日本の漁民は約2800人。5人の漁民が韓国船の銃撃などで亡くなった。54年には韓国の武装要員が竹島を占拠し、今も韓国が竹島を実効支配している。日本人への攻撃と、領土の不法占拠。これが韓国が日本に仕掛けた武力行使でなくて何であろう。
この経緯をみれば、護憲派の「9条のおかげで日本が武力行使に巻き込まれなかった」という主張は事実とは言えまい。日韓交流に力を尽くしたある漁民組織の代表は、韓国から受けた被害について「自衛力さえ持たぬみじめな戦後日本」のせいだった、と述べている。
日中間の懸案の尖閣諸島も、中国に占拠されないのは、「憲法があるから」ではなく、自衛隊や海上保安庁の地道な努力のおかげではないだろうか。
これまでの朝日新聞の姿勢からは考えられない投書ですが、なんだか公正な報道機関だというアリバイつくりのような気がします。
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