| ここ、セブの田舎では、人々は未だに妖怪、オバケ、悪霊などの話題を毎日のようにしています。 種類も良いオバケから危険なヤツまで、いろいろ居るようです。全てをひっくるめて『ワクワク』と呼んでます。 私の住んでいる所の主な『ワクワク』は、『キキ』、『クエッ』、『カスカス』、『シグビン』、『ホワイトレディ』、等、いろんな名前がついています。
昨夜の事でした。時間は9時頃、義弟のドロンドンの家の庭先で話をしていたところ、 200mほど離れた義兄の家のイヌ達が一斉に騒がしくなり、「何だろう?」と話していた時、 イトイ(子犬)の悲鳴が、それもかなりの時間泣き続けていました。(イヌ達が騒がしかったのは約1時間位でした)
我が家にもイヌ達がいますが、子犬に噛みついて、子犬が悲鳴を上げてもすぐに泣き止む事がほとんどでした。 一緒に住んでるイヌ達は、子犬に噛みついても、そんなにひどく噛まないですから。
これは流れ者?のイヌが来て子犬を虐めたのかな?と思っていたら、我が家のイヌ達(3匹)が一斉に走り出し、迎撃体勢に入りました。 義兄の家の方から1匹のイヌ?が走って来て、ドロンドンの家の前で、我が家のイヌ達と大ケンカとなりました。 私はフェンスの内側から近づいて行って、間近で見ていましたが、暗いので相手のイヌ?はよく見えませんでした。 来た方向の反対側に逃げて行くまで、時間にして30秒位、大ケンカをしてました。 ここで不思議な事が・・・・・ 我が家のイヌ達は逃げて行ったイヌ?を追わずに、その場で地面のニオイを嗅ぎ回っていたのです。 まるでどっちに逃げたのか判らないようでした。
私はこの時まで、単なるイヌのケンカと思っていた訳ですが、ドロンドンはマジ恐ろしかったそうです。 「何かぶつける物、何か殴る物・・・・・」と考えていたそうです。 近くで見ていた私の事をとても心配していたそうです。(後で言われた)
騒ぎも収まり、元の場所に戻ってイスに座り、「どこの馬鹿イヌだろうね?」と質問、 ドロンドンは少々怯えた顔をして一言、「イヌじゃない・・・」、 「????じゃ何?」『シグビンだ』(英語ではカンガルーの事)
カンガルーが『ワクワク』って言うのも変ですが、本人がそう言ってますので。(笑・・・っちゃ悪いかな) 私はどこかの流れイヌだとしか思っていませんでした。(まるっきり信じてないって事)
その夜はそれでお開きとなり、そして今日。
義兄の長男ラメール君(高校3年生)の話。 昨夜、騒ぎで外に出てみると、子犬の頭に噛みついていたのは犬ではなく『シグビン』だった。 それは子犬の脳味噌をすする為に頭に噛みついた時、他のイヌ達に反撃されて逃げ出した。 実際、子犬の頭には傷があった。
この話を聞いた時、真昼間にもかかわらず、鳥肌が立ちました。(ゾォ〜)
このお話にはまだ続きがありますが、次回に。 乞うご期待!
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