| 私は、飛騨高山には多くの思い出があります。日本の歴史を本当に肌で感じ取ることが出来た場所でもあります。 私の友人が高山市の神田町だったか初田町だったかに住んでいて、10年間というもの、夏になると毎年、泊まりに行きました。 そこで友人は色々案内してくれました。まず、飛騨の鍾乳洞、この付近にはデュボン紀かジュラ紀に生息していた生物が化石となって採取できたのです。3億年位前は、あの乗鞍一体は海の底であったのです。 あとは、皆さんよくご存知の「あ、野麦峠」の舞台でもあり、島崎藤村の夜明け前の舞台でもあり、今でも盛んな屋台(山車)祭りがあり、白川郷があり、ロックフィルダムがあり、公害の代表的な神岡銅山があり、メノウが採れる山があり、伝統的な家のつくりがあり、千鳥格子といって、太い木を編んで作る技術があり、おっと、忘れてならないのが飛騨の匠の技術があり、あの地域は私の第2の故郷でもあります。 今でも驚きですが、鎖国時代に屋台(山車)の飾りに、ペルシャの織物が使われていたのです。どうやって輸入したのでしょう。不思議と歴史の一杯詰まった飛騨高山が、私は大好きです。 (夏休みの作文宿題「JJの思い出」)
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