![](./icon/niwa1.gif) | え〜、では本題に戻ります (^。^)
江戸時代の「吉原」で遊女が何を売っていたか? sexでしょ! 売春でしょ! と決め付ける人が多い。 しかし、待ってください。「松の位の太夫」ともなれば、和歌・俳諧・狂歌・囲碁・将棋・盆画・盆栽・書道・生花・舞踊・琴・・・・なんだってできたのだ。また、できなければ、太夫にはなれなかった。単なる「売春婦」が、なぜありとあらゆる教養を身に着けたのか?
現代の風俗店には「イメージクラブ」(略称イメクラ)というのがあって、客の注文に応じてセーラー服やナース服、スチュワーデスの制服などを着てプレイなさるそうな。不幸にして、雲黒斉は1度も行ったことがないんじゃ。イメクラでは、単に制服を着るだけだから、裸になれば同じこと。普通の女に違いない。
しかし、吉原の高級な花魁は違った。彼女らは、客一人ひとりの趣味嗜好に合わせて、「究極の恋人プレイ」をしてくれたのだ。だからこそ、幅広い教養を身につけることが必要だった。時として、本物の花より「絵に描いた花」のほうが美しい場合がある。400年も前から、日本の「男の浪漫」を満たす琴線を分かっていた者がいたってことだ。
「月曜日のユカ」で映画デビューした、加賀まりこ姉さんも60歳! 還暦です。彼女が言ってた。「悲しいのはネ、生涯でもっとも惚れた男と、もっともセックスが良かった男が、違うってことなのよ」。
美しく眠り続けるシンデレラ姫と、甲斐甲斐しく働き続けるオカメさん。さあ、男として究極の選択するなら、どっち?
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