| >またセブに観光客を受け入れるホテル側も、1997年頃まで上り調子だった >アジア経済を背景に新たなホテルが次々に建っていたが、通貨危機をきっかけ >に観光客が激減し大打撃を受けた。限られた客の取り合いをする中で厳しい競争 >を強いられ倒産するホテルが続出する状態となってしまった。その象徴とも言 >えるのがセブの顔とも言えるセブプラザホテルと湾岸地区のシューマート前に >立つシェラトンホテルだ。セブプラザはマルコポーロホテルとして再生される >が、シェラトンの方は内装も含めほぼ完成に近い状態までになったというのに >一度もオープンしないまま、巨大な廃墟と化している。一説では既に地盤沈下 >によって建物にダメージが発生しているとも噂されている。
セブプラザは、カジノの略奪戦に破れて以来低迷しはじめ、1998年の平均客室利用 率50%程度を確保するのに汲々としている状態で、しかも、利益率の高い部屋の 利用率が悪く、厳しい経営状態でした。 当時同じグループのパーク・プレースの経営悪化し、アレグレのみが以前好調(同利用率は85%以上で、時期によっては3年以上の予約確保)ではあったが、スケール ファクターから全体をカバー(大規模改修などの経営判断の裏付け、等)する事 ができず、パーク・プレースの経営権の譲渡(その後完全譲渡)に至ったと記憶 しております。 この前段には、現在フェンテの顔のホテルがやっているプロモ価格や団体割引の 多発による客室利用率確保の副作用による上客のリピーターが減り、部屋は埋ま っても利益は上がらず、レストラン等の収益も低下し、営業続行を断念したと聞 いております。
シェラトンホテルは、大きく言うと2つの要因で、営業開始を断念したと聞いてお ります。 (あまり確度は高くはないですが。) 1.建設決断当初、ホテルの付近のベイエリアの整備計画は、現状とはほど遠い 美しく、安全な地域でホテル利用者がジョッギングを楽しめる公園道路(芝生 ゾーンやベンチ、花壇、樹木を含む)があるものでした。 (私も何処かでその完成予想模式図を見せていただきました。) しかし、ホテルの建物が完成しても、それには程遠いので、シェラトンほどの ホテルには相応しくない立地で、開業を断念したらしい。 2.マテナさんも書かれている基礎工事の不良による地盤沈下(不等沈下)により 建物に歪みが出てしまい、ガラスが割れたり、壁にもヒビが入った部分があると言う事の様です。 (私も、窓ガラスが割れているのを見た事があります。 原因は判りませんが。)
それともう一つ、噂話としてゴーストが出ると言う話しも耳にしました。 (工事中に多くのワーカーが亡くなったからの様ですが、大元はジョークの様な 気がします。)
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