| セブ華僑の結婚式事情
結婚式に招待され、かあちゃん、オジョーそして私の3人は、ロビンソンの近くにある結婚式場に行って来た。招待してくれたのは、かあちゃんの親戚のフレンドの華僑である。50歳前後のその華僑の娘の結婚式だった。 以前に2〜3度しか会ったことのないその華僑は、転居した私の家を探してわざわざ招待状を持参して来ると言う念の入り用だった。よっぽど娘の結婚が嬉しかったのと、日本人の私を招待する、と言うことも一種のステータスを感じていたのかも知れない。
座席は特に決まっていない。その華僑が座席までわざわざエスコートしてくれなければどこに座っていいのか見当がつかなかった。しかし適当でもいいらしい。
会場は、セブでは一流なのかどうかは解らないが、かあちゃんの式場での戸惑いを見るにつけ、やはり一般庶民がこのような場所では、式は挙げられないだろうな、と思わされる豪華さがあった。
大きな大ホールを埋め尽くす参加者は、有に200人は越えていただろう。生バンド付きだ。そんな中で、日本人はオジョーと私だけだった。しかし、参会者の顔立ちを見ると、まるで日本の結婚式に来てるような錯覚さえ感じてしまう。つまり、顔立ちがとても良く日本人に似ている人達だからだ。ここがセブであると分かる唯一の感触は、立ち働くボーイだけが、私が良く見慣れた色黒のPnoであることから、ここがフィリピンだと分かるのみであった。
はるか遠い中国から来たこれらの華僑達は、華僑独特のネットワークを確立し、比国の地で財をなしている人々なのであろう。どことなく品があり、若い娘達などはそれぞれが美しく、肌が白いのと相まって来てる服なんかからも、ハイソサエティの雰囲気を醸しだしていた。Gパン娘はいなかった。
一般参会者が着席した頃、ここに集まった人々の重鎮でもあろう、地位の高そうな人々が、司会者の紹介つきで中央のテーブルに座ったときから、宴会が始まった。
しかし、この人達は紛れもなくPno、Pnaたちであり、ビサヤ語を操り英語に長けている人達なのである。華僑の代表らしい恰幅のいい人が挨拶したのが中国語だっただけで、あとは全て英語だった。
結婚式の内容は、簡単に言えば食事はバイキングでセルフサービス。新郎新婦の履歴をDVDのモニターで紹介。司会者が新郎新婦を交えての余興があって、それぞれの家族の挨拶があって会はお開きになり、出口でその家族が見送る。参加者は祝い金代わりにプレゼントを持参。引き出物ははなし。
お酒は、宴の終わり頃に乾杯するワイン1杯だけ。煙草は吸えない。私の時にはビールのみ放題だった。もちろん、煙草も。
もっと酒飲ませろ〜!ウィ〜ッ JJ
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