| それにしても、このけったいな車は、モトクロスレース仕様車として改造されてるので、速度計が無い。その替わりにエンジンの回転数メーターでスピードを確認する。それと、水温計と燃料計の3つだけ。
困るのが、何キロ走ったかのメーターも無いので、リッターあたり何キロ走るのかも割り出せないし、エンジンオイルの取り替え時期も判断が難しい。特にディーゼル車はガソリン車と違って、エンジンオイルがすぐに真っ黒になる。オイルの粘りや色だけではオイルの取り替え時期の判断が難しいのだ。
サイドミラーが無い。ワイパーが無い。エンジン始動は余熱プラグを暖めてから。エンジンを止めるにはレバーを引く。
前輪のトーインがしっかり取れてないし、パワステの性能が恐ろしくいいので、ハンドルがフラフラして危険である。早めにトーイン取ってもらおう。でも、あのデカタイヤのトーインなんてとれるものかな?
前輪も後輪も大幅に車外にはみ出してるので車幅の感覚がつかめない。
このように一般車両と比べれば恐ろしくマニアックな車だが、車使用目的の機能優先をするとこのような車になる。その機能優先された車に興味を持っているのが私である。三菱のジープが欲しい理由はそこである。それは生産中止したようだ。
さて、このけったいな車は車高から言えば3階建てに匹敵する視野確認感覚の快適さは、乗った者でなければ味わえない。
車体の至る所に使われているグラスファイバー・・、デカイ割りには軽量にできている。 2駆4駆のきりかえも手動ロック式の昔のまま。自動ではないのでその分も軽い。自動にするとその分の部品が必要になるからだ。
エンジンレスポンスもなかなか味わい深い。3000CCだろうか。エンジンのどこを見ても表記がない。6本ほど使われているショックアブソーバーも見てるだけで高性能感がにじみ出てきて眺めてるだけでも飽きない。
恐らくカーブでスリップしたときの後輪のカウンターステァも運転者の感覚に容易に伝わってくるに違いない。マッドアンドスノーではタイヤさえ換えればかなりの性能が発揮されるみたいだ。
モトクロス車としてはかなり贅沢にレストアップされてる車である。
って、日本での私の車もやはりその当時の新型のランドクルーザープラドだった。だからよく分かる。300万円位したこの愛車は、移住時、やはりディーゼルだったため7年落ちで30万円でしか引き取って貰えなかった。
この愛車をこっちへ持って来ようとも考えたが、100万とも150万ともするだろうという話しだったのであきらめたが、持ってきてもよかったかなぁ・・・。
こっちでは、売るときは高値をふっかけよう!?
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