| そうですね。 セブではここ数年で非常に食材が手に入りやすくなりました。 逆に工夫する面白さがなくなったような気がします。
以前なら、手に入るもので工夫して和食等を作りこちらに滞在している日本人にご馳走すれば大変喜ばれましたが、最近ではプロ並みの料理を出さない限りかえって迷惑になるんじゃないか、と考えてしまうくらい、誰でも簡単に和食が食べれるようになりました。
そういう意味では地方の方が不便だけどありがたみがある、ということは言えるんじゃないでしょうか。 同じ料理もおいしく感じるはずです。
それとかずこさんがカルボナーラソースを送ったそうですが、前にも書いた事がありますし、そうでなくてもご存知かもしれませんが、カルボナーラはチーズさえ手に入れば(できればパルメザン)作るのは意外に簡単ですよ。
用意するのはベーコンと生クリーム(フィリピンではどこでも売っています)とチーズと生卵だけでできます。
生クリームの代わりに牛乳とバターと小麦粉でも大丈夫です。
5mm幅くらいにカットベーコンをフライパンで炒め、生クリームとチーズを入れて塩コショウで味を調え茹でた麺を入れたら卵黄を入れて崩してひと混ぜしたら皿に盛り、ブラックペッパー(出来れば粗引き)をかければ出来上がり、超簡単です。
生クリームがない時はフライパンにバターを溶かし、小麦粉を大匙一杯位入れて炒め、そこに牛乳(水と粉末のベアーブランドでOK)を入れればOKです。 ベーコンを炒める前にこれを作っておき、生クリームの代わりに使えばOK ですね。
このようにカルボナーラは料理自体は超簡単ですが、難しいのは塩加減ですね。
麺の茹で湯の塩とチーズの塩で味が変わりますので、カンでは作りにくい料理です。 麺を入れてから塩加減を調整したのではスパゲッティーがのびてしまいますし塩もソースになじまないので、麺をゆでる時の塩加減をいつも一定にしておいて、麺が混ざった後の味の変化を予測する必要があり、麺を入れる前のソースの段階で味を決めなければなりません。 これがカルボナーラの一番難しいところですね。
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