| ヒロさんの場合は人間が作った神なんかを神と思うから信仰心が生まれないのかもしれませんね。
私の場合は神や仏というのは人間の力の到底及ばない部分に影響を与ええている「人には理解できない力」の事を指すと考えるようにしています。
宇宙がなぜできて、元素がどこから生まれ、生命がどう作られ、人間がいつどこで生まれ、誰に会い、いつ死んでゆくのか、人間には到底説明もコントロールもできない不思議な力です。
キリストや仏陀などは、普通の人間からみれば並外れた能力を持って生まれ、哲学と神の存在を凡人にも分かりやすく説く事で、悩みや苦しみから人々を助けようとした並外れた偉人なんではないでしょうか?
人々はキリストや仏陀を拝んでいるように見えますが、実はその向こう側にある”摩訶不思議な力”に対しての橋渡し役であって通訳みたいなものなのかもしれません。
その通訳が言った言葉を現代の凡人が現代語にして更に訳し、その上利害が絡むから本来の意味が歪曲し、信用できない宗教事業になってしまうような気がしてなりませんが、元は非常に崇高な愛や慈悲の理念だったように思います。
人が何を信じ何を信じなくてもその人の自由ですが、でも、大切な人が生死の境をさまよっている時、思わず祈りたくなる気持ちは誰にも否定できないはずです。
その時いったい何に向かって祈っているのでしょう?
きっとそれが神なんじゃないでしょうか。
私にとってはヒロさんも一人の神なのです。
存在そのものが摩訶不思議で理解できません。
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