| 11月初旬に客が来たときの話です。成田ーマニラの国際線が遅れ、その日のドゥマゲッティ行きに間に合わず、航空会社の用意したホテルでマニラで一泊となりました。そこで彼ははシブラン在住のKATOという70歳すぎの老人と同室になった。 そのKATOはうちの客がダイビング中に私のショップに現れ、自分もダイビングやるのだけど、自分のレギュレーターが使えるかどうか、調べてほしいとのことでした。レギをタンクにつないだところ残圧計が壊れていました。交換しますか?と聞いたところ交換したいとのこと。在庫もなかったので、11月23日にセブのダイブショップにダイコンの修理したものをとりに行くので、そのときに買ってきましょうか?と言ったところ、お願いしますとのことだった。 11月19日土曜日の朝にKATOに電話して確認したところ、買ってきてくださいと言う。代金はどうしますか?と聞いたところ、立て替えておいてくださいとのことだった。 23日にセブに行き、残圧計を購入、98ドルでした。26日以降、KATOに引き取りを要請するために数回電話するも、日本から客がきていて外出中との返事が何回もあり、11月29日にはその客を送ってセブまで行くという話でした。 そこで12月3日になって、朝、電話したところ、散歩に出かけているとの話。戻ってきたらおりかえし電話をもらえるように、同居中の女に伝言するもなし。その女の言うことには、KATOはセブで自分で残圧計を買ってきたとのこと。 私は驚くとともに、私が依頼されて買ってきた残圧計についてどうするのか話したいと伝える。 その女は私に、KATOはあなたに頼んだのか?と聞いてくるので、当然、依頼があったからこそ買ってきたのだ、と言う。 その後繰り返し電話するも、電話には出なかったが、昼過ぎになってようやくKATO本人が電話に出る。買ってきた残圧計をどうするつもりかたずねたところ、最初、壊れていることを確認した時点で、いくらぐらいするものか、聞かれたの で100ドル前後はしますよ、とおおまかな見積もりを伝えてあったが、KATOは高いと感じたという本人の弁で、セブに電話して聞いたところ、50ドルのものがあったので、注文したという。 それならば、キャンセルの意思を私がセブに行くよりも早くに私に伝えるべきで、買ってきてほしいという言辞を取り消すこともなしに、購入依頼を放置したまま、今になって引き取らないとはあきれかえった振る舞いとしか言うしかない。 ドゥマゲッティあたりに流れてくる日本人にはどうにもろくでもないのが居るなというのが、以前から感じていたことだが、またもや、日本人のおいぼれザルが増えてしまったのか、という感じで、ほとほと嫌気がさす、今日この頃だ。
うさ
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