| 「無主地」という概念を無批判的に根拠にするのはいかがなものかという気がしますね。 ミンダナオ島でムスリムとキリスト教徒の間で土地問題が発生してきたのも、近代的国民国家形成という形をとって、ルソン、ビサヤのキリスト教徒を、いわば封建的な土地所有概念のままに暮らしていたムスリムの土地に入植させたからではないでしょうか? まあ尖閣(魚釣)島については無人島で誰もあまり関心を寄せるような場所ではなかったようです。だから「先占」を主張するのもわかりますが、それにたいして他方で中国側が16世紀いらい、中国領として事実上意識していたという主張も一理あるのではないかと言っているわけです。 ですから双方で冷静に話し合えばいいではないですかと言っているだけなんですがね。
うさ
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