| 「悪魔が来たりて笛を吹く」は角川映画ですが、今、うちは「アクマが来たりて豚を焼く」です。鬼嫁でなくアクマ嫁が2週間ほど帰ってきていまして、子供の誕生会にフェスタ並みに豚2頭焼いたり料理したりするようです。金がないとかいってるのにこれですからね! 文化人類学の嚆矢(こうし、意味は辞書でしらべなさい)と言われるポーランド出身のマリノフスキーがトロブリアント諸島(忘れたけど南太平洋のどこか)でフィールドワークをやったときに、ビッグマンとかいう概念を発見?したとかです。要するに原始共産制というか、マルクス主義的に言うと粗野な共産主義では、余分な財産を持ってしまったアタマは寄ってたかって食いつぶす、そして平均化してしまうということがあるようです。 農業革命は数万年前から数千年をかけて狩猟採集段階から牧畜や農耕に移行した。そこから指揮統率とかが必要になり神を生み出し、神に仕えるものを頂点にした階級社会へと移行していったのでしょうが、フィリピンは狩猟採集段階の文化を色濃く残しているとしか思えないですね。 アクマヨメが家についたとたんに、金や食い物の匂いにつられるのか、近所中の貧乏人どもがわらわらと集まってきて、アクマもへきえきしておりました。死にかけのゴキブリにたかるアリみたい。あーやだやだ!
|