| 築地と銀座の違いは実質本位の大阪人には分りにくいのでしょうか?
銀座にはただ単においしいものを食べる、という事以外の付加価値があります。
日本で一番地価が高い所(1m2の全国平均が5万円程度なのに対し、東京都の平均は31万円、その中でも銀座は飛びぬけていて4丁目あたりでは3千万円近い価格です。 ちなみに大阪の平均地価は神奈川より少し安い15万弱)で店を開いて継続させる、というのはそれなりの実力が伴わなければ不可能な場所なのです。 もの凄く高い地代を払うためには高い価格で売らなければりません。 消費者、特に飲食店の客は「銀座」というだけでその分の価格を出す人はいなくはないですが多くはありません。 つまり他では食べられない高い付加価値がある料理、店でない限り開店は出来ても継続は難しいのが銀座です。 築地の寿司と銀座の寿司をテイクアウトして食べたとしたら余り差は感じないかもしれませんが、でも店で食べる場合は客が得るものが全く違うのが銀座なのです。
料理と接客が一流なのは最低の条件。 その他は店の雰囲気、料理を出すタイミング等全てにおいて他にまねの出来ないレベルでなければ利益は出せません。(したがって銀座にある多くの企業は会社全体の利益で収支を見ており、銀座の店舗だけでは赤字の場合が多いのです) 銀座で(チェーン店でない)寿司を食うというのは超一流の寿司を知る、という事だと思います。 一人3万円程度を出せれば出来る事ですが、インターネット時代の今は世界中から金持ちが来るので予約するのも大変なんです。
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