 | ５月３〜４、９〜１０日にアルカンタラのバランガイ・ポロのチャペル・フェスタがありました。
それに伴って、バランガイ主催のタレ（闘鶏）も行われます。
フェスタ最終日の１０日、某Ｊさん所有のボラガン（闘鶏場）へ見物に出かけました。
お昼ごろ、義弟のドロンドンを誘いに行ったら、「頭が痛いから行かない」って。（←ウソでした）
しょうがなく一人で出かけましたが、なんか無性に『鶏のサバオ（スープ）が食べたい』＝『タレして勝ちたい』と言う気持ちになり、
もう一度ドロンドンを誘いに家に帰って来ました。 だって、一人では鶏を持って行けないので。
かァちゃんが誘いに行ってくれて、給料の前借りを条件に行くって。な〜んだ、お金が無かったからなんだ。
で、出場させる鶏は、シャブシャブ鶏？のランボホン君。（すでに一勝。背が低く短足）
元の持ち主がシャブで服役、出所して来てお金が無い為、別の人に売却したが、
その人もまたシャブ使用が発覚、セブ市に逃げる費用の為、また売りに出したのを私が２５０ペソで買ったのです。
さて、普段と違い、何のコンディション作りもしてない、単なる思い付きでのタレですので、
どうなるかわかりませんが、相手を探してトリあえずマッチングさせてみましょう。
あらら、以前、ヒロさんのタリサヨン君が来た時（小さい鶏がほとんどだった）と違い、大きい鶏ばっかりです。
結局、ほぼ同じサイズの相手（バキキ君）が見つかったのは４時。
相手の持ち主は町長の奥さんの兄弟で、ロンダでジョリーズ（パン屋）を経営してるお金持ちの方です。
ナイフを着け、入場、で、シカッド（仕切り）、マシャドールが賭け金を募る中・・・・・・・
あれれ バキキ君がケンケン（びっこ）してる。
ケンケンは、ナイフの着け方がきつかったり、着けてから長時間経過してたり、
ナイフに慣れてなかったりした時に起こるようです。
勝負は一時お預け、相手がリラックスして再度、勝負する予定です。
で、５時、もう良いだろうって事で、相手の持ち主のところへ行ったら、
『ケンケンが治らない、別の鶏（ポラ君、すでに一勝）でやりたいんだが？』
ドロンドンが見ると、相手の鶏は「ちょっと大きくて背も高くティゴワン（年上）、どうする？」
どうするたって、タレするつもりで来てるのに・・・・・・・今からじゃ別の鶏も見つからないし・・・・・・
『え〜い 行っちゃえェ〜』（内心ドキドキ）
で再度、入場、シカッド。 ランボホン君行く気十分。相手は今度はケンケンも無く、戦えそうです。
賭け金は相手が３，０００ペソでイニログ、こちらが１，５００ペソ（うち私が１，０００ペソ）でビヤ、
差は１，５００ペソ。マシャドールが来て、『５００ペソ、ダワットして』、すぐに『シゲ！』（ＯＫ）
この時、シカッドを見ていた某Ｊさんのハンドラー、エリックは『ビヤの方が良いネ』・・・・・・・ 『オレの鶏だよ』
差額も埋まり、場外での賭けがスタートした時、アナウンサーが余計な事を放送、
『ビヤ ランボホン タギヤ ハポン』（ビヤの鶏の持ち主は日本人）
おいおい、せめて勝った後にでもしてくれよ〜（バコバコバコバコ）
ご近所さん、私の事を知ってる人などは私の方に賭けてるようです。
で、勝負！
ランボホン君、猛ダッシュ、あまり高くは飛びませんが休まず攻撃をしかけます。
エリックによると『真正面過ぎる、避ける事を知らないんじゃないの？』だって。
しかし、攻撃は確実に相手にヒットし続けます。常に先手、先手の攻撃。
で、簡単に勝負あり！
こちらはお腹に小さなかすり傷（毛を剃った程度）ひとつだけ、よくやった。
相手の持ち主は、自分の鶏の方が大きくて年上だから、よっぽど自信があったのでしょう、
場外でも５，０００ペソくらい賭けてやんの、バ〜カ！
ちなみにお金持ち同士の付き合いでしょうか、横に座ってたコンシハル（町会議員）のテリオ
（以前、ヒロさんのタリサヨン君に勝負を申し込んでたヤツ）も相手に乗って負けてやんの。バ〜カ！
年寄鶏は肉が固くていかん、柔らかく煮える前に・・・・・寝ちゃいました。
鶏サバオ、食べてないよォ〜 ＨＩＳＡ
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