| 先日、聞いた話ですが、ワテの住んでいるオスロブ町ラグンデ村で起こった話です。(今も、継続してます。)
国道から山側に沢山の家がありますが、そのひとかたまりの14所帯には電気が来ていません。 その中の1軒が、電気を引こうとしました。 それには、国道から家までの線を引くために電柱が2本必要なことが判りました。 その方は、とてもその費用が負担出来ないので、ある人に相談に行きました。
相談を受けた方は(ワテやないで)、その事情を聞かれた上で、他の家も電気を引こうとしたら、それぞれが電柱を建てる必要があることに気付き、そんなムダをしないで、皆で共同の電柱を建てたら良いのでは・・・・・ で、そうした負担が難しい現実も見えるので、バランガイからも資金を出してもらったりしては?
と、応えられました。 それだけで無く、自ら嘆願書を作りバランガイに要請する一方でCEBECO(電力会社)とも折衝されて、それらの家に電気を引くのに必要な電柱の内の1本を負担させることも勝ち取りました。 バランガイも熱意に負けて、予算を計上しました。
さぁ、それでも費用が足りません。 そこで、その方がスポンサーとなって最終は引き受けるけれど、自分たちで資金を集めなさい。 と、されました。 最初に相談した1軒の人が、趣旨書を持って近隣を回られました。 ワテは、原則的にこの手を全て断ってましたが、スポンサーとの関係もありますので、些少を寄付しました。
で、集まったお金にバランガイの予算を足しても足りませんが、そこはスポンサーが引き受けて、工事が進む段取りになったのですが・・・・が その電柱と腺の引き込みに邪魔になるココナツを切る話になると、そのココナツのオーナーが反対します。(このオーナーも電気が来る家です。) その他に、電柱を建てる位置に穴ぐらいは地元で掘って下さい。と言う電力会社。 ところが、電気が来ることで受益者になるはずの人たち、だれもその作業に手を上げません。(皆さん、スタンバイですけど。) ちなみに、先の寄付集めをした結果では、受益者からは1ペソも集まってません。
この現実を見られたスポンサー、落胆しきり。 ワテは、こうなることを見えていたので、まぁまぁまぁでした。
サルは、餌をやるともっと欲しがるだけです。 ヒロ
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