| 当たったなんて周りにばれたら、日本でさえ大変なことになるのに、フィリピンでそんな情報広まったらそれこそ命取りやもんね。 だから、あまり表には出てこない。そこを利用して当選者を捏造するくらいの事をフィリピン人がやらないと考える方が不自然じゃないでしょうか。
いぜん、ハイアライという大衆向けの掛けが貧困層に浸透していました。 マニラで行われるスカッシュのような競技の勝者を予想するのです。
私が住んでいたバランガイにもよそからハイアライの売人が回ってきたのですが、なぜかき始めのときに運良く一人が大当たりしたのです。大当たりといっても数千ペソですが。
小さな村ですので、すぐに話は広まります。 次の週からハイアライの売人は大忙しで、その効果は数ヶ月は続きました。 当然しばらくは当たりが出ませんが、人々の購買意欲が落ちた頃に小さなあたりがちょくちょく出るのです。
私は当たり外れの詳しい仕組みは知りませんが、あまりのタイミングの良さに作為的物を感じざるを得ませんでした。
その後、ハイアライはきつく規制され、今のLOTTOが主流になったようですが、”夢”を与えるという言葉の裏で貧乏人から搾取しているのは以前と同じ事のように感じてしまいます。
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