| こんなタイトルで、この前も恐ろしい事件を書いたような記憶があるんやけど、今朝、アイリーンが来て、コーヒーを入れてくれた後で、ワテの部屋に血相を変えて言って来たんやわ。
死人が、そこに・・・・・・・エッ! どこやねん。 裏の海岸に。 なぬっ! で、裏戸を開けて見に行きましたわ。
よかった。 まともにうちの裏ではなかった。 50mほど北ですわ。
ワテが行くと、近所の住人がほぼ全員、囲むように来てますわ。 ポリスも来てましたわ。
ほんで、集まってる人間とアイリーンの話の結果、ワテが判ったことは、死んでる男の娘が、4つ北のバランガイに去年出来た、アメリカ人オーナーのリゾートのオーナーの彼女の親父ですわ。
彼自身も、リゾートで働いていたらしい。 で、オーナーはシティに住んでるけど、昨夜は来ていて、この親父ともタガイ(一緒に飲む)をやってたらしい。 ほんで、酔っ払って泥酔してた親父が護岸の上で寝ていたそうな。
ワテが、見て溺死では無いから、アイリーンに彼は殺されて、海に捨てられたんやろね。 エッ! アイリーンの考えでは、泥酔して海におちた。
死人の額から血が流れてたがな。 ほんで、ワテがアイリーンに言ったわ。 生きていて海に落ちたら水を飲んで、腹が大きくなってる。 死んでから、波に揺られて岸壁で傷がついても血は出ない。
かれが、寝てるところを石か何かで額を割られて死んだんやわ。 って。
アイリーンと近所の人の説では、娘がアメリカ人と・・・・・彼も・・・・・その妬みとか、他のなにかの恨みだと。
静かな田舎の事件ですわ。 ヒロ
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