| はっきり申し上げて私が初めて知り合いになったピナはPPで働いていたタレントさんでした。その頃は、PPの全盛期だったのではないでしょうか。日本経済も敵無しの状態でしたしね。お店に入るのにも別のフィリピンレストランで順番待ちってこともあるくらいの状態でした。こんなことをきっかけにしてフィリピンに渡航したり、ピナと結婚した人が沢山いたのではないでしょうかね。PP経由でフィリピンに渡航することになった人の数は凄いのではないかなぁ。当然、タレントさんと結婚する人も増えたでしょうね。別に、異文化との交流を望んでいたわけでは無くて、結果として異文化との交流をせざるを得なくなったってことですね、大多数の日比カップルは。 そりゃ、日本人の旦那は結婚した後に襲ってくる比国の風習や慣行にやぁ度肝抜かされることでしょうね。ものの考え方が根本から違う。価値観が違う。これは大きいよね。日本人同士の結婚であれば、結構最低限のところでは似通った価値観や考え方を共有しているからまだ相手の考え方が理解できるところもあるからね。日本人は、単一民族、単一言語、共通の価値観を持って育ってきてるから自分の考え方を相手もある程度理解していると言う前提で生活できる環境にありますから。その日本人が全く理解できない倫理観、価値観を持っている異邦人と暮らすとき軋轢が生じないわけがない。ましてやフィリピンに移住して自分の価値観のみで生活できるわけがないと思いますよ。とんでもない、私は自分の価値観のみでフィリピンでちゃんと生活してるよって言う人は、移住者じゃないね、私に言わせれば。 どこかの民族みたいに移住してナンタラタウンやゲットーって言う共同体みたいなものを作れば、かならず何かの時にそこは狙い撃ちされるよ。それは、移住でなくて乗っ取りだから。個人の生活も同じって気がしますよ。自分の価値観や生き方だけを押しつけるのは良く無いなぁと思いますよ。 日比カップルの場合、たいていは日本人配偶者側に圧倒的に経済力があるでしょう。もう、ここで対等の異文化交流が出来ない素地がある。日本人配偶者側に自分の経済的優位性に物言わせて相手の文化を否定する傾向が多く見られることが残念です。経済力を無視して異なる背景を持つ人が対等につき合うってことは、難しいよね。喧嘩すれば最後は飯喰わしている方が勝つもんね。これをしないで相手を理解するように努めることが我が家の異文化交流ですね。
あぁ、疲れた。脚本家は無理。 GENANA
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