| 「怒りていう〜」の著者が松下竜一という作家なんですが、デビュー作の「豆腐屋の四季」がTVドラマになって、緒方拳さんが演じたんです。私は松下さんと交流があり、緒方さんとお会いしました。気さくな方で、松下さんの「砦に拠る」という作品の映画化について語ってました。 お二人とも、亡くなりましたが凄い方たちでしたよ。 松下さんは才能のある方で、短編が3作品ほど教科書に載ったり、家宅捜査を受けたり、講談社のノンフィクション賞を受けたりしました。そんな作家は皆無ではないでしょうか。自分が書こうと決めたテーマは、どんな中傷をうけても怯む事はありませんでした。 私は松下竜一という作家を高く評価していますし、その言行一致の姿勢は胆に命じています。 うささんは「佐高信」さんをご存知かもしれませんが、あの辛口の男が松下さんを「最高の書き手」と評しました。 私は良い「友」を持ちました。
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