| パキスタンとの国境に近い新疆ウィグル族自治区のカシュガルという町に行ったことがあります。その頃はウルムチはもう半数くらいは漢族でしたが、カシュガルは90%がウィグル族。 今はウルムチ経由で鉄道が通ってしまいましたが、そのころはタクラマカン砂漠沿いのオアシスの町をつなぐ陸路でウルムチまで2泊3日のバス旅。 朝、カシュガル発ウルムチ行きのバスの出発時間は北京夏時間の午前8時。ところが実際のカシュガルのその時間は星がまたたき、暁闇のまま。バスが走り始めて3時間もするとようやく3千メートル級の天山山脈の頂に朝日があたって薄桃色に輝きはじめるというものでした。旅人には風情がなくはないけど、現地の人には不便な北京時間でしょうね。
うさ
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