| そう言えば、鶴さんはフィリピンへの移住というのも少しは考える事もあるのでしょうか?
まあ、お一人でないので、ご自分の意思だけではどうにもならないのでしょうけど、私の場合は両方経験しているので特にそう思うのかもしれませんが、連れ合いが日本人だと気になりませんが、フィリピン人女房をもらい現地語や英語での生活になると、こうやって日本語で話せる相手がある、というのは非常にありがたいのです。
年配の移住者からよく聞く台詞が「フィリピンで日本人の友達をつくりたいとは思わない」とか「海外に着てまで日本人同士で固まるのは好きじゃない。」とう台詞ですが、協調性がなくてそう言っている人の場合は特段フィリピン人の友達が多くいるわけでもないように見えます。
そういう私もフィリピン人の友人は数える程しかいませんので、自然と感覚の近い日本人との付き合いが増えて行きますが、絶対数が少ないので、毎晩和食屋に通うなどしない限り日本語で話す機会などなくなってしまうのです。
特に私は女房の綱が首についていますので、自由に出かける事もできずなおさらなのです。
セブ周辺の日本人は2〜3000人という非常に狭い世界ですが、そのような中で気を使わずに遠慮しないで思った事を口に出来る関係を作るのはそうたやすい事ではないのです。
周囲を見ていると、移住者は自分の生き方を大切にしている人が場合が多いようなのですが、そのせいか考え方の違いがぶつかりやすいような所を感じます。
反面、日本なら大勢の中から考え方の近い人や理解してくれる人が見つかりやすいですので、複数のそういう気の合う人達との付き合いの中で気の許せる人もどんどん作って行けたのですが、こちらでは気の合う人の絶対数が少ないため、その分考え方の違いの許容範囲が広くなるのかもしれません。
考え方が違う人と一緒に話す機会が非常に多くなるのです。
ですから、ちょっとしたことで対立が起こったり、陰口を叩かれたり、という事も増えますので、皆さん付き合い始めは慎重にならざるを得ず、他人行儀的な付き合いが多くなってしまうのではないかと私は考えてます。
私も日常の生活に日本語がなくなってからもう8年以上経ちますが、この掲示板のおかげで正気が保てているのかも知れません。
まあ、もっとも正気かどうかは自分ではわからないのでしょうけど、少なくとも痔部の考えに凝り固まるスピードはここのおかげで多少はゆっくりになっていると感謝しています。
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