地球の田舎暮らし掲示板
(現在 過去ログ21 を表示中)

HOME HELP 新着記事 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

[ 最新記事及び返信フォームをトピックトップへ ]

■6989 / inTopicNo.1)  闘鶏放浪記
  
□投稿者/ 雲黒斉 軍団(104回)-(2004/11/19(Fri) 12:15:55)
    私は今月初めてセブ島へ行き、初めて「闘鶏」(コックファイト)を見物してきました。賭けにも、参加しました。その折の報告を、記憶が消えぬうちにできるだけ詳細に述べさせていただきます。

    最初に一つ、お願いがあります。「ギャンブルが嫌い」という人は、このスレッドだけはパスしてください。同じ闘鶏好きでも、ヒロ会長のようにトリの交配や育成に最大の興味がある人は、そちらを楽しんでください。少なくとも、ここで「闘鶏は是か非か」という議論は、一切いたしません。

      闘鶏友の会 はよ賭けん会 運用課長  雲黒斉 宗匠(←テキトーに選んでネ)
引用返信/返信 削除キー/
■6990 / inTopicNo.2)  Re[1]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ 雲黒斉 軍団(105回)-(2004/11/19(Fri) 12:32:19)
    初めてセブ島に行き、2週間ほど滞在しているあいだ、私は普段と違う自分を演出するために、次の3点のことを全く[しなかった]。

    1) 落語のCDを聞かないーーこれは、25年以上続く習慣。全身麻酔の手術をした3日間以外、ずっと守ってきた。

    2) 毛髪の手入れをしないーー数種類の整髪剤、育毛薬品を使用しているが、シャワー時のシャンプー以外、なし。

    3) 日付と時間を忘れることーーセブ島へ到着した途端に、腕時計が止まってしまった。そこで、時間を忘れた。

       これからボチボチ始まりますよ〜 雲黒斉(紙芝居のおっちゃんかい)
引用返信/返信 削除キー/
■6991 / inTopicNo.3)  Re[2]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ 雲黒斉 軍団(106回)-(2004/11/19(Fri) 13:38:34)
    闘鶏には、2種類の賭け方があります。トリの持ち主AとBが、お互いに相手に勝ちそうだと判断して、試合が成立します。ところが、Aは金持ちで賭け金を3000P用意しているのに、Bは貧乏で500Pしかありません。そこで、友人や親戚が1500P援助します。しかし、まだ1000Pの差額があります。この差額を埋める形で、賭ける事ができます。(アバイと呼びます。)

    このとき、賭け金が多いAの側をビサヤ語でイニログ、少ないBの側をビヤと呼びます。

    さて、両者の賭け金が揃って、土俵に上がります。相撲でいえば「仕切り」のように見合わせ、相手の鶏に自分の鶏の首筋などを咬ませて、やる気を起こさせます。ここで、好きなほうに好きな金額を賭ける事ができます。マシャドルという人間が取り次いでくれます。彼らの指の動きは、株式取引所の「場立ち」のようです。指と声と顔で、合図します。例えば私がイニログに3000Pを賭けたとき、ちょうどビヤに3000P賭けた者がいなくても、1000Pや500P賭けた人達を合計して釣り合うようにしてくれます。試合が終わった後の精算も、彼らがやってくれます。大勢の客の中からどうして相手を認識するのかが、不思議でたまりません。

    会場の賭けが、どちらか一方へ偏る場合があります。例えばイニログに賭ける者は大勢いるのに、ビヤに賭ける者がほとんどいない。会場では大勢のマシャドルたちが「イニログ!イニログ!」と叫んでいます。こんな時は、掛け率が変わります。指で合図するのですが、10:8、4:3、10:7、3:2、10:6・・・とどんどん変わります。適当なところで、試合(タレ)が始まります。

    この部分の詳細が知りたい方は、過去ログ「闘鶏の賭け入門」のmasao師匠の解説をお読みください。糞の役には立つかも知れません。
引用返信/返信 削除キー/
■6992 / inTopicNo.4)  Re[3]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ 雲黒斉 軍団(107回)-(2004/11/19(Fri) 14:08:18)
    11月14日、モアルボアルの闘鶏場に5人の日本人が集結しました。同じ闘鶏を見て、それぞれが何を基準に賭けたのでしょうか?

    ヒロ会長「ワテは、ギャンブラーやない。ようわからんが、とりあえずどちらかに100P賭けておく」。

    masao師匠「闘鶏は血統だよ。イニログはレモンが半分、ハッチが8分の1も入ってる。ビヤはビサヤだ、んだ、間違げえねえ」。

    デブサヤフ頭領「イニログの持ち主は、ここんとこ連勝中。ビヤの持ち主の娘はドイツ人と結婚したから、奴には金があるはずだ。良い鶏を買ったのかなあ、さて?」

    渦町特攻隊長「格闘技大好き人間としては、素早く、身軽に、手数多く、命懸けで戦う鶏は、どっちなんだ?」

    わたくし、さすらいのギャンブラーとしては、多大なハンディキャップを負っている。まず、言葉がわからないから、正確な掛け率がわからない。地元の情報に疎いから、会場の雰囲気がよめない。鶏の血統など、全く知らない。では、当てずっぽうに賭けるというのか? 大切な金をどぶに捨てるようなことはしません。

    さあ、どうする? って、ここからが面白い。今日はここまでネ。
引用返信/返信 削除キー/
■6997 / inTopicNo.5)  Re[4]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ 雲黒斉 軍団(108回)-(2004/11/19(Fri) 17:13:49)
    いや〜、自慢のウォッシュレットが壊れて、トイレが洪水だ。新品だと11万5千円もする。3万円で修理が終わった。ヤレヤレ。。。。

    閑話休題。何の情報も持たない人間が、様々な知識で武装した者に勝つには、どうすればよいか? これが、問題だった。

    その答えは、「鶏の気配をよみとる」こと。私なりに、考えてみた。大昔の「受験地獄」を勝ち抜いてきた者に備わった、動物的な勘というか嗅覚を大切にしてみよう。鶏はナイフを着けて闘う。負けたら、確実に死ぬ。勝っても、死ぬ場合がある。無傷で勝ち通す以外に生き残れない、究極のトーナメント戦である。一発勝負に弱いタイプは、絶対にダメだ。

    入学試験にもいた。そんな日に限って、風邪を引いてしまう奴。前夜、心配して眠れなくて、寝不足の目を真っ赤にしている奴。ずっと昼夜を逆にして、部屋に閉じこもって真面目に勉強だけして、午前中は夢遊病者のように足が地に着いていない感じがする奴。。。。こんな奴らは、闘鶏なら真っ先に殺されるタイプだ。従って、消し!!

    大きい鶏は、力が強い。年取っている鶏は、賢い。足が長い鶏は、(長いナイフをつけられるので)有利だ。背が高い鶏は、(高く飛べるので)有利だ。過去に勝った事がある鶏は、(雰囲気に慣れているので)有利だ。ブランド鶏は、自分の戦い方を持っているので、簡単には負けない。。。。

    しかし、何といっても「やる気があって、調子が良い鶏」が一番だ。では、Aは明らかに大きい。Bは小さいがやる気がある。こんな場合には、どうするか?

    答えは、そんな場合には「賭けなければいい」んだ。つまり、「判ったときだけ賭ければいい」んだ。

    その他のことは、既に書いた通り。ギャンブル一般の常識が、ここでも通用するだろう。それ以外の、「考えてもわからないこと」は考えないことにした。
引用返信/返信 削除キー/
■6998 / inTopicNo.6)  Re[5]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ 雲黒斉 軍団(109回)-(2004/11/19(Fri) 18:12:10)
    11月7日、オスロブ闘鶏場、観衆120人。同行者はヒロ会長、ロエル君(会長宅のボーイ兼ハンドラー見習い)。

    第1試合 見(けん)。ヒロ会長は100P負ける。
    第2試合 200P賭ける。勝つ。会長も100P勝つ。強いて言えば、これだけが私のビギナーズラック。
    第3試合 見。ヒロ会長は100P勝つ。
    第4試合 500P賭ける。勝つ。ヒロ会長は100P負ける。私のマシャドルは真似して賭けて、200P勝つ。
    第5試合 見。マシャドルが(自分がのるため)どちらかに賭けるよううるさい。
    第6試合 見。マシャドルがうるさい。
    第7試合 1000Pアバイ、勝つ。マシャドルは私に500Pのって、勝つ。会長は負け。

    アバイして勝った分は、集計してから渡されるので、若干遅れる。審判を兼ねたマシャドルが1000P渡しながら、「こんなときにはチップ出せよ」と笑いながらいう。(言葉がわからんでも、通じる。)多分、20Pか50Pが適当だと思うが、細かいのがない。100P札を渡す。←ミス1
    ロエル君が「すごいね」という。ハッとする。朝5時から夜8時まで、日曜日も休みなく働く彼の週給が1000Pだった。彼の前で嬉しそうな顔など、できない。自分が逆の立場なら、耐えられんだろうな、と反省する。←ミス2 (後で聞くと、彼の月給相当が1000Pだった。いや〜)

    第8試合 200P賭ける。負ける。

    試合の前に会長から、イニログの鶏は持ち主が知り合い。ただ、本人は会場に来ていない。会長はアバイのつもりでイニログに賭けるが、雲黒斉は自由に、とアドバイスを受ける。3連勝を受けて、ビヤに1000Pの予定だった。それが、なぜかイニログ200P??? 自分でわからない。マシャドルは500P負ける。なぜ予定を変えたのか、深く反省する。←ミス3

    第9試合  見。
    第10試合 見。

    ヒロ会長は、私が「結果的に1500P勝った」という。しかし、雲黒斉の考えは違う。本当は2700P勝っていたのだから、1200Pも損したと考えるべきだ。チップ用の小銭を用意すべきだった。勝負の途中で反省し始めたことは、最もやってはいけないこと、だ。大勢に注目されている。苦しい。

       ヨン様、あんたの気持ちが分かった気がしたよ  雲黒斉
引用返信/返信 削除キー/
■6999 / inTopicNo.7)  Re[6]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ HISA 大御所(935回)-(2004/11/19(Fri) 19:04:19)
    初めての渡セブで、それも初めての闘鶏と言うギャンブルで・・・・・・お見逸れしました。

    やっぱりギャンブルの強い人は、観察力と言うか、・・・スゴイですね!

    上に書かれた、『受験前に眠れず、地に足が付いてない状態』ってまさに私です。
    だから、ギャンブルに向いてないのがわかってるので、闘鶏を娯楽として楽しんでる程度で満足です。
    大きく賭けないし、一番も狙わない、鶏の持っている運だけで勝ってるようなもんです。

    いくら、ギャンブルについて教えていただいても・・・・・バコバコ心配性は治らないでしょう。

    でも、ご一緒できて、とても楽しかったです。
    また機会があれば一緒に闘鶏場行きましょう。


                              今度の渡セブはいつ? HISA

引用返信/返信 削除キー/
■7004 / inTopicNo.8)  Re[7]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ 雲黒斉 軍団(110回)-(2004/11/19(Fri) 22:14:50)
    >今度の渡セブはいつ? 

    来年2月を予定しております。今度は、最低1ヶ月は行きますよ。セブ島に不足している食物が何か、よ〜く分かりました!

    ピリッとした香辛料だけが、足りないのです。タンシチューは素晴しかった! あれで粒黒胡椒さえあれば・・・悔しい!

    イカや海老など、新鮮な素材は薬味なしでも最高でした。来年2月はさらに。。。。

         フッフッフッ ( ←kabu風)  雲黒斉



引用返信/返信 削除キー/
■7010 / inTopicNo.9)  Re[8]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ ヒロ 大御所(2399回)-(2004/11/19(Fri) 23:10:18)
http://www.hiro-cebu.com/

    雲黒斉さん、お願いやから「薄緑色の文字」使わんといてぇな。

    読みにくいがな。(って、ワテだけかな)

引用返信/返信 削除キー/
■7012 / inTopicNo.10)  Re[6]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ 雲黒斉 軍団(111回)-(2004/11/19(Fri) 23:33:06)
    11月8日、タリサイ闘鶏場、観衆450人。同行者はヒロ会長、HISA頭領、masao師匠。オスロブの「田舎の広場」とは雲泥の差がある、大きな屋根つき闘鶏場。活気に溢れている。但し、ヒロ会長とHISA頭領は賭けない。見てるだけ。masao師匠は会場外で鶏談義。従って、日本人で賭けているのは、雲黒斉ただひとり。(後になって、2階席にmasao師匠の連れの日本人がいると判明。)

    (煩雑になるため、「見」は省略する。)
    第1試合 500P賭ける。負ける。試合前にmasao師匠がマシャドルを紹介してくれる。最前列に3人並んで座る。但し、真横。
    第2試合 500P賭ける。勝つ。最前列なのに、「仕切り」が見えない。相撲なら、一人の尻だけ見える位置だ。
    第3試合 500P賭ける。負ける。見えそうで見えない。イカン、いらいらしてくる。
    第4試合 500P賭ける。負ける。

    この試合の前、突然HISA頭領が、出目の話を始める。「イニログ、ビヤ、イニログ、ビヤと6回続いているから、次はイニログの番よ」ヒロ会長「いつまで出目が続きます?」「終わる所まで」。私が賭けているのは、ビヤ。ところが突然、イニログとビヤが入れ替わる。何故だ? 意味がわからん。嫌〜な感じがする。取り消したいが、キャンセルの仕方とタイミングが分からない。案の定、負けてしまう。連敗だ。

    第5試合 1000P賭ける。勝つ。(収入は700Pだけ。)慎重にならざるを得ない。安全パイで勝つ。
    第6試合 500Pアバイする。試合不成立。ん、雲黒斉として痛恨のミスだった。

    元気が良いビヤが出てくる。マシャドルに1000P賭けると伝える。(←ミスだった) 最初、イニログとの差が13000Pもあったらしい。とりあえず、500Pだけアバイする。まだ差が埋まらない。現時点で私はトータルで、300P負けている身だ。ここでマシャドルへ頼んだ1000Pを取り消して、追加アバイするか。左奥の金持ち中国人が、また残額を引き受けるんだろう。逡巡しているうちに、試合が不成立となった。えっ? もう間に合わないのか。

    第7試合 1500Pアバイ。勝つ。最初1000Pアバイする。まだ足りないというので、500P追加する。

    ずっと隣に座っていたヒロ会長は、私の成績を「1200Pの勝ちだ」と言う。表面的な計算では、その通り。しかし、実は昨日の手持ち資金は5000Pしかなかった。本日は15000Pあった。第6試合で、普通のギャンブラーなら5000Pまでは賭けただろう。本日の成績は、甘く見ても引き分け止まりだ。
    しかし、150人のマシャドル達が一斉に叫ぶと、ガード下の十倍はうるさい。パチンコ屋で慣れている日本人なら、平気かも? ここは、日月火と毎週3日間やっているそうだ。入場料は20P.仮にシティ近くに住めば、毎週通うだろう。

引用返信/返信 削除キー/
■7016 / inTopicNo.11)  Re[9]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ HISA 大御所(942回)-(2004/11/20(Sat) 06:02:45)
    来年2月は闘鶏場に入り浸りだろうなァ。

    それで闘鶏の賭け方勝ち方をマスターしちゃって、『闘鶏必勝法、あなたも必ず勝てる!』
    な〜んて本を書いちゃったりして。


                        ありえるかも HISA ケケッ
引用返信/返信 削除キー/
■7023 / inTopicNo.12)  Re[10]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ ヒロ 大御所(2405回)-(2004/11/20(Sat) 09:23:11)
http://www.hiro-cebu.com/

    タリサイまで来たなぁ、次はバコロドでのうろうろ話かな?

    モアルボアルも楽しみやがな。

引用返信/返信 削除キー/
■7028 / inTopicNo.13)  Re[11]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ HISA 大御所(948回)-(2004/11/20(Sat) 12:26:08)
    宗匠にギャンブルの面からとらえた闘鶏エピソードをお願いしましょうよ。

    さすが! 上手すぎます!

                           HISA (○×△)

引用返信/返信 削除キー/
■7035 / inTopicNo.14)  Re[12]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ ヒロ 大御所(2409回)-(2004/11/20(Sat) 22:21:27)
http://www.hiro-cebu.com/

    >宗匠にギャンブルの面からとらえた闘鶏エピソードをお願いしましょうよ。

    文の旨さは百も承知、しかし、ワテはギャンブルが嫌いやがな。(苦笑)

    そんな二人が、アホな会話をバコロドの宿で夜遅くまでやってたがな。
    ワテのタバコの煙で瀕死の師匠は、呻きながら聞いてたと思うよ。

引用返信/返信 削除キー/
■7065 / inTopicNo.15)  Re[13]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ 雲黒斉 軍団(117回)-(2004/11/21(Sun) 12:53:11)
    11月10日、会長・師匠と雲黒斉の3名は、バコロドのホテルパビリオンで明日に期待して夜9時就寝。健全だぜ!

    11日午後2時、1時に来ると約束していたブラック・ジャック氏より電話。ムニャムニャ・・・遅れる・・・ムニャムニャ。風邪気味の師匠を部屋に残し、会長と二人で闘鶏場へ出発。

    ホテル前で拾ったトライシクルが、自信たっぷりに連れて行った3階建ての建物。中に入ると制服姿の警察官がゴロゴロしている。私は、自首するほどの犯罪はやってませ〜ん。

    2台目のトライシクル、バコロド港の桟橋をズンズン進んでゆく。ヒロ会長が「こっちに闘鶏場があるのか?」と訊く。運転手は突堤の先端まで行って、止まる。(これ以上行けば、海に落ちる。)フィリピン人が偉いのは、決して「分からない、知らない」と言わないところだ。フィリピン人が馬鹿なところは、途中で間違いに気が付いても、とりあえず最初の方針通りに行ける所までは行くところだ。

    引き返して道を訊き、鶏と人が仲良く同居する貧民街の中を通って、やっと闘鶏場に到着する。タリサイより一回り大きい。700人以上は収容可能と推察する。しかし、11月初めに終了した7コックダービーの看板が出ているだけで、人の気配がない。ヒロ会長が受付で尋ねると、本日開催のフェスタは10キロ隣のシライシティらしい。

    タクシーに乗り換えて、シライシティを目指す。既に3時を過ぎている。二人ともまだ昼食も摂っていない。ブラックジャック氏の鶏は、もう出場したのか。アバイしたくても、間に合わないだろう。

    シライシティに到着。お祭会場の中を、闘鶏場を探してウロウロする。こうなりゃ、意地だ。やっと見つけた。しかし、鶏の鳴き声はするが、門は閉まったまま。開始は5時から、と書いてある。フィリピンで「5時から」とあれば、6時半頃に来れば間に合うーーくらいの学習はできている。屋台でホットドッグを買って、食べる。ふと、疑問が湧く。1時に待ち合わせて、彼はどこへ行くつもりだったのか?

    風邪でダウンしている師匠を部屋に残して、夜更かしもできない。仕方なく、ホテルへ引き返す。夕食は路上に椅子を並べた、オープンカフェ。3人で(ビールも含めて)207Pだった。翌朝は、早い飛行機でセブへ戻る予定。ホテルへ帰って、シャワーを浴びて、寝る。私が電気を消す前に時計を見ると、8時前だった。健全過ぎるぜ。
引用返信/返信 削除キー/
■7068 / inTopicNo.16)  Re[14]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ 雲黒斉 軍団(119回)-(2004/11/21(Sun) 15:47:48)
    11日、雲黒斉たちがバコロドでうろうろしていた頃、オスロブの隣町ボフォールでは「4コックダービー」が催されていた。

    では、ヒロ会長が目指している、「闘鶏用の鶏のオーナー」とはどんなものか?

    今回、師匠の案内で見学したセブシティの1ヘクタールある飼育場には、数百羽の「由緒正しい血統の鶏」がいた。警備員も大勢いるはずだ。大金持ちにとっては単なる趣味かもしれないが、立派な「事業」に見える。

    4コックダービーなら、4羽で1チームとなる。(実際は、補欠1羽も併せて用意する。)仮にヒロ会長の手持ちが3羽しかなくとも、HISA頭領から借りれれば、OKである。エントリーフィーを払っても、4戦全勝が一人しか居なくて、優勝賞金(今回は8万P)を独り占めできれば・・・・・・ 大都市の7コックダービーなど、賞金だって○○ミリオンにもなるし・・・・・

    貧乏な人だって、鶏のオーナーになれる。田舎の闘鶏場では、大部分の持ち主が貧乏な人達。苦労して、どこかで鶏を手に入れる。(飼育小屋などないから)足に紐をつないで、狭い裏庭で大切に育てる。試合の1ヶ月前から、特別配合の餌を食べさせる。(本人の食べてる米よりも、ずっと高い。)金さえあれば、ビタミンや他の薬を注射する。借金して賭け金を作り(最低500Pくらい?)、大切に鶏を抱いて近所の闘鶏場へ出かけて行く。

    さて、運良く勝った場合、持ち主には賭けたのと同額の金が手に入る。(参加費が1割引かれるが。)アバイしてくれた友人知人から、祝福してもらえる。相手の負けた鶏は、夕食のオカズとして持って帰れる。無傷で勝った鶏に、「2000Pで売ってくれないか?」などと声がかかるかもしれない。万事メデタシメデタシ。

    では、負けた場合は? 鶏はない。賭け金もない。何もなくなる。ノーリターン! 残っているのは、借金だけ。非常にキビシ〜〜状況となる。

    日本人には、賞金の80000Pなどただの16万円かもしれない。しかし、セブの田舎の住民にとっては、数年分の年収に匹敵する。感覚的には、8千万円かもしれないのだ。1羽の鶏には、金持ちには金持ちなりの、貧乏人には貧乏人なりの、夢と希望が込められている。
引用返信/返信 削除キー/
■7069 / inTopicNo.17)  Re[15]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ HISA 大御所(955回)-(2004/11/21(Sun) 18:03:39)
    昨日、レイ(ボゴール、6本指)が、300ペソ前借りさせてくれ、と言ってきました。
    土曜日はロンダで闘鶏がある日です。彼ご自慢の鶏ですが、賭けるお金が無〜〜〜い!

    300ペソは田舎の一般的な仕事の2日分の給料です。
    日本だったら、2万円くらいでしょうかね。(違う?)

    今日はまだウチにきません、勝ったんでしょうかね?


                            今日は家で静養中 HISA
引用返信/返信 削除キー/
■7070 / inTopicNo.18)  Re[15]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ Koji 一般人(1回)-(2004/11/21(Sun) 18:12:59)
    雲黒斉さん、初めまして。
     ヒロさん、ご無沙汰してます。

    久しぶりに掲示板にやってきました。
    根がギャンブル好きの自分にとっては雲黒斉さんの
    話しがよくわかるというか、うんうんとうなずいて
    読んでました。
    それにしても、バコロドまでの遠征とは気合が入ってますね。
    次にセブ行ったときはなんとしてでも行きたい!

    まだ、闘鶏を見たことのないKOJIでした。
引用返信/返信 削除キー/
■7077 / inTopicNo.19)  Re[16]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ ヒロ 大御所(2425回)-(2004/11/21(Sun) 18:57:13)
http://www.hiro-cebu.com/

    KOJIさん、お久しぶりです。
    ギャンブル好きなら、闘鶏なんかは最高に楽しめるものですよ。

    雲黒斉さんなんかは、今回、初めてフィリピンを体験され、闘鶏にもギャンブラーとしてチャレンジ!
    輝かしい(ほどでもないか)成果を挙げられたんです。
    次回に来られた時には、こちらの闘鶏で賭けをする人達真っ青かと。

    >今日はまだウチにきません、勝ったんでしょうかね?

    判断に苦しみますね、勝っても借りた金は別、負けていたら当然払えない・・・・
    どっちにしても来ませんよね。(苦笑)

    >宗匠にギャンブルの面からとらえた闘鶏エピソードをお願いしましょうよ。

    今になって、面白いアイディアだと思い出した・・・・
    雲黒斉さん、ここでは原稿料なんか決して払いませんから、安心してエピソードを書いて下さいな。(メールで下さい。)




引用返信/返信 削除キー/
■7082 / inTopicNo.20)  Re[17]: 闘鶏放浪記
□投稿者/ HISA 大御所(960回)-(2004/11/21(Sun) 20:36:43)
    No7077に返信(ヒロさんの記事)

    > >宗匠にギャンブルの面からとらえた闘鶏エピソードをお願いしましょうよ。
    >
    > 今になって、面白いアイディアだと思い出した・・・・

    もォ〜〜〜 遅いッス!(プリプリッ!) 

    幅広い読者層の為にと思ったのに。(数少ないけど)

    文の旨さは百も承知、しかし、ワテはギャンブルが嫌いやがな。(苦笑)←このレスはないよなァ〜


                        HISA(プリプリ)
引用返信/返信 削除キー/

次の20件>

トピック内ページ移動 / << 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 >>

レス数の限度を超えたのでレスできません。

(レス数限度:100 現在のレス数:101) → [トピックの新規作成]
Mode/  Pass/

HOME HELP 新着記事 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -
- ショージ君のアイコン工作室 -あすぱる! -