| 正子が最近元気がなくションボリしているので 「どうしたんだ?何か不服でもあるのか?」と聞いたら 「夏休みの1ヶ月だけでもネイルアートのビジネスを遣りたい」と言います。
我が家には、ダンボール3個分の商材が眠ったままになっています。
「それじゃあ、いつも利用している旅行会社の事務所にいって 机一個分のスペースを借りればいいじゃん」と言ったら
「18歳以上じゃないとライセンスが取れないでしょう」と言います。
「アホか!世の中何とかしようと思えば何とかなるんじゃい」と 東京弁から博多弁になってしまいました。
1」18歳未満で営業ライセンスが取れなかったこと 2」自宅に商材が沢山あり、このままでは劣化したり、サビたり、固まってしまう事。 3」デスクひとつ分のスペースを1ヶ月2000ペソで貸してもらい 夏休みのアルバイトとして雇った事にして貰う事。 4」交渉は断られてから始まることを意識して、いつも笑顔でいる事。
正子は自分で何度も復唱し、「お父さんも一緒に来てくれるんでしょ」と言います 「アホか!おまえの好きな事をやるんやから、1人で交渉に行け」と言いました
不安な顔を満面に浮かべて出かけましたが 1時間後には笑いながら帰ってきました。
「お父さんが言った通りになったけど、はじめから判っていたの?」と聞きます
「自分の事じゃなくて、相手の立場で考えれば判る事だ」うんうん
わずか2000ペソで クーラー付きのデスクスペースを借りて、ビジネスを体験する事ができます。
まあ 学校の勉強よりも役に立つだろうなあ・・今晩は帳簿を教えなければ。
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