| フィリピンから日本に輸出されるバナナのほとんどの品種は、ミンダナオで、戦前に日本がアバカを作っていたような広大なプランテーションでアメリカ資本のアグリビジネスが大量に植え付けしているような、カーベンディシュとかいう品種で、フィリピンの地元民が食べるようなものではないようですね。 中国に輸出されるのもたぶん同じようなものだと思いますが。 そういうミンダナオのバナナ労働者の賃金は、ネグロス島のサトウキビと同じように収穫のときだけ日雇いの賃金がもらえるような構造だったと思いますが。 日本では生協などがネグロスバナナの輸入販売を20年以上も前からてがけていますが、それは直接、バナナを栽培収穫する地元民と提携し、彼らもリーズナブルな収入が得られるようにしようと努力していると思います。 そういう努力がなければ、中国がいやがらせで輸入を止めたバナナをいくらたべても、アメリカの農業資本が潤うだけではないのかな?
うさ
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