| 発想が逆ですね。
日本の良さは先が読みやすいことです。
他国に比べれば約束が守られる、決まりごとが決まり通りに進む世の中です。
そんな日本で見通しが厳しかったら、不安と戦う為の人生が一生続いてしまう。
それになんだかんだ言っても日本はまだ裕福です。
贅沢が当たり前の社会の中で、自分だけがつつましい生活をしていると、何か自分がひどく低く見えてしまったりする事もあるんじゃないでしょうか。
その点フィリピンははじめから全く先が読めない世の中です。
日本の感覚のままならそれこそ不安な人生になりますが、実際に住むと日本では考えられないくらいシンプルな生活をしている人が国民の半数も居る社会に漬かる事になりますので、少なくとも生きる、という基本的なことに関しては不安は少ないのです。
つまり、生きるうえで不安を感じるラインが大幅に下がるのです。
周りの人100人のうち99人が豪邸に住んでいれば、豪邸に住めなければ自分がひどく不幸に感じるかもしれませんが、周りの99人がホームレスなら自分が借家でもきちんとした部屋に住めることをありがたく感じると思います。
自分の人生を台無しにしてまで豪邸を追いかける人生を送るか、「自分にとって豪邸に住むことが本当に大切なことなのか」を冷静に考え、自分にとって必要なものを追いかける人生の方が楽しい、という考え方もあるんじゃないでしょうか。
人間は誰でも年とともに衰えます。 ピークを過ぎたら片意地をはらず、楽に楽しめる環境を探すのもいいかもしれませんよ。
移住は早い方が楽です。
年を取れば取るほど、環境に自分を合わせるのが大変になります。
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