| ■No35633に返信(HAIRUさんの記事) > きっかけがACアダプターなどからの発火みたいなので、
今、ざっと見てみましたけど、電気かみそりの充電器のアダプターの発火事故が月に3〜6件起こっていて、それがきっかけなんでしょうかね。
ざっとみただけですけど、これはやはり安全性を大義名分にした、中小のメーカーの締め出しと、今回は事実上見送ったようですが中古市場への圧力としか思えませんね。
ただ新品がPSEなしでは販売されなくなる以上、中古市場も自然に数年後には全てPSEマーク付きになるはずですから、中古品販売業者の反発に関しては機構側もその位は見逃しましょう、って事なんでしょうね。
それと、非常に細かいいろいろな基準で適性検査を行うようですが、そんな所まで気にしても、家にねずみがいて電線かじったり、機械にジュースがかかったりネコやゴキブリがおしっこ引っ掛けたら何にもなりません。
そんなので火事になってもそれはメーカの責任ではないと言うことでしょうし、その通りだと思いますが、という事はやはりこの法律は消費者の立場に立って考えられた物ではなく製造者側の立場で考えた法律であることの表れのひとつに感じます。
確かに大きなメーカーにしてみれば、PL法が出来た事もあり自社製品が事故を起こせば大きなダメージに繋がるでしょうから、こんな法律がなくてもいろいろな検査を自主的に行わざるを得ず、大きな経費増になっているはずです。
その一方で中国製造業の躍進や消費減退によってデフレが進み、かけられる経費は下がる一方のはずです。
ですから日本のメーカーが競争力を維持する為には、その安全性や品質等をアピールする仕組みが必要になるはずで、その為の働きかけのひとつがこのPSEなんじゃないでしょうか。
つまり消費者の為の法律ではなく、メーカーの為の法律であり、日本人はこれによって選択余地が狭くなり高い物を買わされる事になります。
うちの奥さんは炊飯が終わって保温になっているジャーの電源まですぐに抜いてしまいます。もちろんこれは暖かいご飯を食べる習慣がない事も影響していますが、その他の電気製品に対してもそうですから、やはり販売者側や政府の責任が薄いフィリピンで生活する上での生きる知恵のひとつなのだと思います。
日本人も何でもかんでもメーカーや政府のせいにしていると責任を押し付けた分だけしっぺ返しもあると言うことなのかもしれません。
まさに安全はただではない、という事をもう少しよく実感として分かってもいい時期に来ているのではないでしょうか?
|