| 2010/09/25(Sat) 08:32:02 編集(投稿者)
尖閣諸島の問題は時代の変化の象徴ではないでしょうか。
一旦突っぱねておいて途中で弱みを見せた今回の対応は、今後日本は中国の言いなりになるきっかけを作った事になります。
例えば今後尖閣を中心とした日本の領海内に中国が意識的に侵犯してきた場合日本は何が出来るのでしょう?
日本が当たり前の何かをすれば、中国は今回のレアアースのように日本の経済に影響を与えるような輸出入の規制を行ったり、中国に大勢入り込んでいる日本人のうち数人を拘束すれば済む話となりかねません。
今回の件で、日本は中国にフリーパスのジョーカーを与えてしまった事になるはずです。
既に弱腰を呈してしまった日本が中国に対抗するには米国の協力が必須です。
今回これだけ中国が強硬な姿勢をとってきた背景には沖縄の基地問題によって、揺るいでいる米国と日本によるアジア地区の安全保障の問題と、日本国内の軟弱な政治基盤が起因している事は明白です。
管総理が国民の声に耳を傾ける姿勢を取るのは決して悪い事ではないと思いますが、政治たるもの、外交問題等複雑な背景を理解してもいないでガーガー言っているだけの国民や野党に必要以上に耳を傾けているばかりでは、調整に時間がかかりすぎ、重要な判断がすぐに出来ず、中国や北朝鮮などの”ならず者”に振り回され主導権を奪われてしまいかねません。
強いリーダシップとは他国に隙を与えない為に必要な素早い判断をすることにあるんじゃないでしょうか。
沖縄県民が受けているのは犠牲だけではない、という事もアピールできず、沖縄県民だけすらも統制できない弱い政府に国やまして国際問題を調整し有利な立場に持ってゆける力があるとは思えません。
今回の事は日本がアジアのリーダーから転落した事を象徴しているように思えてならないのです。
日本人は日本人が持つ潔さや誠実さといった「日本人のプライド」ともいえるアイデンティティーが国際社会の中では通用しなくなっている事を悟るべきだと思います。
人が良いにも程がありますよ。
日本もアメリカのご機嫌を取るのではなくアメリカを利用する位のずるがしこさがなければアジアのなかでさえ埋もれてしまいかねません。
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