| 友人から借りた近藤誠という医師の書いた『医者に殺されない47の心得』を読んでいます。 癌と闘うなという主張で有名な人ですが、読んでみるとなるほどなぁ、と納得させられることが多いです。 特にそう思ったのが、薬なんてのは全部やめれば健康になるという一節。うちの92歳になるばあさん、1年前に来たときには3ヶ月しかいなかった介護施設で7種類もの投薬を受けていて、半ば意識もうろう状態だった。 高血圧薬、コレステロールの薬、骨粗しょう症の薬、頻尿の薬、アルツハイマーの薬、血糖値を下げる薬、あともうひとつはなんだったか?とにかく全部やめたら意識もはっきりしてきたし、食欲も旺盛。旺盛すぎて困ってる。 ひとつだけ薬を飲ませてた。4日に一回くらいの下剤です。食うだけ食ってもうんこがでないから、ほっとくと、出もしないのに15分おきにトイレとか騒ぎ出すし、浣腸か指でほじくりだすなんてはめになるからこれだけは飲んで出してもらわないとあきません。 しかし、近藤医師の本を読んでいたら、高血圧なんてのは10数年前までは最高値160以上が高血圧の基準だったのに今は段階的に引き下げられて、130以上が高血圧とかで薬を処方されちゃうらしいですな。かっては高血圧薬の売り上げは2千億円くらいだったのが1兆円を越えてるらしい。 他の薬も同じようなものらしく、これじゃあ医療での国民負担が増えるばかり。 検査漬け、薬漬けの医療はほんとにどうにかしたほうがいいのかもしれませんね。
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