| 何時の間にかプレート・テクトニクス論をやっていたのですか。 私は、地質屋でしたが大学時代は主として鉱床関係と変成岩でしたし、その後は 土木地質でしたので、プレート・テクトニクスはまだアイデアの一つと言う時代 しか学んでおりません。 その後、各大陸が地質(構造も)的に連続性が認められたり、(古)生物学的な 同一・類似性が認められ、微細な移動観測や地球内部の対流的運動が解明されつ つあり、ウェッグナー?はガリレオの二の舞を踏まずに済んだようです。
日本の場合は、ユーラシアン・プレートと太平洋プレート、フィリピン海プレート、 南海プレート?がブツカリ合う地点でありますので、非常に不安定な地域であり、 地震や火山活動が活発であり、動きも複雑なのです。 (弱線が多いし、歪による圧力が高い傾向にあり、新たな弱線を造り易い。)
フィリピンの場合は、大きなプレート上にあるので(たぶん)比較的安定(移動は していても)しており、他のプレートとの接触による影響は少ないと思われます。
なお、火山活動は、これらのプレートの周辺部(他のプレートとの接触部)に多い 事は事実ではありますが、それ以外にも独立的な近くの弱点や近くの薄い部分等で 活動する場合もありますので、大地震に繋がる確率は極めて低い(小地震は伴う) と考えられます。
ただし、セブ島とネグロス島の間には衛星写真で見ると構造線がある可能性がある 様にも見えますが、素人の軽い危惧であり、衛星写真からの地形観察以外に根拠は ありません。 (私の知る限り、セブ島では少なくとも数百年は大地震は無い様ですので、心配は しておりません。)
それよりも心配は、20〜30年に一度来ると聞いている大規模な台風の被害です ね。 前回の大規模台風は、約20年前(hatoyaさんが調べてくれるかな)にあり、妻の 実家付近の山では家が倒壊し、ココナツやバナナの木が殆ど全滅し、モアルボアル の砂浜が一日で流出して現在の状況になったと聞いております。
アメリカのハリケーンの被害も悲惨ですが、フィリピンでこの種の被害が起きたら、 ・・・・・・ですね。 政変以上の混乱が起きるかも知れません。
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