| さて、本日のトップス紀行を書いておこう。
野菜を売る場所を求めてかなりの距離を登った。夜景で綺麗(味もそこそこ)なイタリアンレストラン「ラテゴラ」を過ぎ、いわゆるトップスと言われる展望広場の入り口を過ぎ、しばらく登ったところに、2,5人のPnaがヒッチハイクの合図をしてた。
かあちゃんは、乗せるな乗せるなと冷たい。私は停車し、野菜売り場までだからね、と念を押して乗せた。
目に付いたのは生きたニワトリ1匹、ボトルジュース4本、その他生活用品のような物を入れた袋等を携えて乗り込んできた。
色々話を聞くうちに、どうもジプニーに乗るお金がなくなったらしい。買い物に行った先はラホッグ周辺だと言う。つまり、買い物をして帰りのジプニー代が無くなったというのだ。
それにしてもすそ野の街からそこまで歩いてきたらしい。驚くべき体力だ。しかも家は山3つくらい越えた所だという。バックミラーで見える彼女らの笑顔は本当に嬉しさ満面の顔が凄く印象的だった。
我々が野菜を買うために停車した場所から、はるか彼方の山の方角を指さして家の場所を教えてくれたが霞んで見えた。その2,5人はまた歩き始めてた。
本当にお金が無いと言うことはこう言うことなんだ、と改めて思い知った。
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