| ■No4608に返信(JJさんの記事) > そりゃー沈むでしょうよ、ニュートンの万有引力。
ニュートンとかアインシュタインとかの言葉が出るとワクワクしてしまいます。
水面3段飛びというのがなんだか知りませんが、良く水面に石を投げて何度もはねさせる「水切り」なら私も調べた事があります。
ほとんどの皆さんは聞きたがらない話題だと思いますが、こんな話が出来るチャンスはそうそうないでしょうから、自分の記憶を蘇らせる為と自己満足の為に書かせて頂きます。
この水面に石を投げてはねる「水切り」という現象は、実は物理学的にはまだ十分に検証がされていない程複雑な原理の積み重ねにより起こるそうです。
ニュートンの法則はもちろんですが、その他に
・ベルヌーイの原理(流動体中を移動する物体の周囲の流体の動きにより発生する力、飛行機の羽根の揚力など)
・コリオリの力(回転している物体は外力が作用しない限りその方向を変えないという法則。低気圧や風呂の水が渦を巻く力や ジャイロスコープの原理)
・ストークスの法則(液体中を落下する物体の抵抗)
・レイノルズ数(慣性力と粘性力の関係。流体中を移動する物体の抵抗は移動する速度と面積の二乗に比例し、流体の粘度の影響も受ける。)
・アルキメデスの法則(液体内に入った他の物体は、その物体が押しのけた液体の体積の重量だけ軽くなる。)
簡単に説明すれば、投げた石が同じ角度で飛んで行くのはベルヌーイとコリオリの力が大きく影響し、ニュートンの万有引力によって水面に接触した石はベルヌーイとレイノルズ数とストークスの法則とアルキメデスの法則によって跳ね上がり、速度が落ちるか、石の角度が変るまで、その動作を繰り返す、という事だと思います。
ギネスブックによれば水切りの世界記録は40回だそうですが、物理学者の検証では投げた石が水面に接触する時の石と水面の角度差は20度の時が一番速度の低下が少ないそうです。
実はこれ結構適当に書いてますので詳しい方がいれば反論の余地はたくさんあると思います。
でも誰も相手にはしてくれないでしょうね・・・
石が沈まない為には経験の積み重ねや勘も大切でしょうが、理論が成功を導く場合もあるかも、という話でした。
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