| ヒロさん、今日は「日本人会が所有する共同墓地」に墓参りに行ってきました。
リロアンの小高い岡の上にある、見晴らしが良いなかなかきれいな墓地です。
お墓にはこちらへ移住していて急死され、日本に埋葬場所がない方と、遺書を残し自殺されたご夫婦の遺骨が納められています。
毎年9月のお彼岸前後の日曜日にはこうやって日本人会のメンバーや埋葬されている方々の関係者などが墓参りに集まり、線香をあげてくれます。
私も今日の光景をみて、「こうやって毎年墓参りに来てくれるんだし、こういうところに埋葬されるのも悪くないな。」なんて思っていたところです。
前にも書きましたが、フィリピンでは公衆衛生法のようなもので遺体を埋葬するには行政の許可が必要で、地方自治体が指定した「墓地」以外には埋葬できない事になっていますのでヒロさんのご希望をかなえるのは難しい可能性があります。
それと現行法では外国人である我々は自分の土地をもてませんので、埋まる場合は必ず人の土地に埋める事になります。
まあ、もっともヒロさんの場合は50年以上先の話でしょうからそれまでに法律が変わる事を期待しましょうかね。
でも、こういう話は遺書でもない限り、本人が普段から何といっていたかが重要になりますので、考えておかないと残された人達が困るかもしれません。
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