| 『家族が救急病院に瀕死の重症で担ぎ込まれた時、
医者が有給とって帰ります〜って言われても
そうですかぁ有給じゃ仕方ないですよねって笑って答えられる人達なんだろうね』
有給とは違いますが、私は似たような経験があります。
妻が腹腔内で大量失血し、意識がなくなり、町の病院から救急車で救急医療センターに搬送されたときのことです。 さぁ、緊急手術ってときに、別の救急車が患者さんを連れてきました。妻の手術をする先生がやってきて、「申し訳ないが、手術の順番を替えさせていただきたい。後からきた患者さんは大動脈乖離ですぐに手術をしないと命が救えません。どうか了承して下さい」って言うのよね。「うちの妻も重篤な状態ですよ」って言うと「奥さんは、今直ちに手術しなくても生命にかかわりません」ていうのよぉ。「では、どのくらいあとで手術してくれるんですか」と聞くと「大動脈乖離の手術は4時間以上はかかります」って。その瞬間、頭の中が沸騰して「その患者の手術の後でも助かるのか」って詰め寄ると、別の先生が某国立大学病院に手術を依頼しますので、そちらに転送しますって。
緊急医療のお医者さんは、患者の緊急度によって治療の順番を替えなきゃいけないから、大変だよな。患者の家族も頭で理解できても、納得できない部分があるよね。
大学病院が準備して待っていてくれて、すぐに処置室に連れて行かれた。すぐに手術と思ったら、麻酔科の先生や手術担当の先生からご丁寧なリスクの説明と同意を求められた。こちら、後から文句は言わんから、はよ手術してくれって感じだもんねぇ。
手術室の前で、先生に大丈夫でしょうかって聞いたら、難しい手術ではありませんからご心配は要りませんよだって。
あれほど、手術のリスク説明されたら、やばいと思うよ、素人は。
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