| これだけのやり取りだと私がすごくいやらしい人間になっちゃいますね。
日本にいる方やこちらで仕事をしていない方に誤解を招かないために言い訳しますと、私が働いているのは経済特区なので、法律がかなりきちんと適用され保護されます。
通関の嫌がらせ対策のアンダーテーブルなどは全く心配しなくて良い反面、最低賃金や税金はきちんと法律に則って支払う必要があります。
しかし、一歩外へ出ればそこは普通のフィリピン。
法律よりもコネが優先する超法規的権力による社会です。
嫌がらせやに不合理に対応しなくてはならない一方で、義務も果たさなくて良いと言うか、果たさないのが当たり前の社会です。
脱税なんかは当たり前で、払うべき税金は税務署の指摘を受けるまでごまかし、指摘を受ければ交渉で値引きして支払えばそれで済んでしまいます。
だからまともに払う人はかなり少ないわけです。
私も以前セブに来た当事は10万円位の給料でしたが、税金は払っていませんでした。
10万円と言えば当時でも3割位の税金を払わなければいけない最高税率が適用される収入です。
つまり、フィリピンでは税金額は収入に比例して払うものではないのに、私はしっかり法律どおりに払わなくてはいけない、と言う意味であって、サンタさんより収入が多いという意味ではありませんのでお間違えなく。
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