| 2014.3.5 23:42 [日中関係] 中国の李克強首相が5日開幕した全国人民代表大会で、歴史認識などで安倍晋三政権を批判したことに対し、菅義偉官房長官は同日の記者会見で「わが国は歴史を逆行することはあり得ない。戦後、一貫して自由と平和と民主主義の道を歩んでいる」と反論した。菅氏は中国の軍事費増強と対照的に、日本の防衛費が抑制されていることも強調。日本批判を積極的に展開する中国に真正面から反論し、誤ったイメージの拡大を防ぐ姿勢を示した。
菅氏は、中国の国防予算が前年実績比で12・2%増となり、4年連続で2桁の伸びを示したことを「中国の国防政策や軍事力の透明性の欠如が国際社会の懸念事項になっている」と厳しく批判し、透明性の確保を求めた。
さらに菅氏は中国の軍拡路線を逆手に取り「日本はまさに透明性の中で歩んできた。日本の防衛費はたった0・8%の増額で、(国際社会に)理解してもらえる」と訴えた。
昨年末の首相の靖国神社参拝以降、欧米メディアでは安倍政権について「右傾化している」などと批判的に報じる動きが広まっている。背景には、事実に基づかない中国の海外での積極的な広報戦略の影響があるとみられる。
政府は今年に入り、事実誤認や一方的な見解に基づく中国の主張には逐一反論する方針を徹底。日中首脳会談の展望が見えない中、当面は「言論戦」で対抗する路線を堅持する方針だ。 産経新聞
中国共産党のプロパガンダには全て論理的根拠に基づいて反論していけばいい。
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