| 人類の歴史をひもとけば、宗教と無縁であった部族はいないと思うな。大和民族の先祖にしても卑弥呼のように当時の人には超常現象のように思われた日食などを利用してだましていたとも言える。それは名前、ひ・み・こからもわかる。つまり太陽の巫女だもんね。 だからそもそも人間にとって宗教とはなんであり、人間とは宗教の本質とは何かというところから解明していかねばならないのではないかと思う。そうでなく、一部の現象のみをとりあげて、戦争ばかりしてるとか、ありもしない天国、地獄で人を脅かしている、だからインチキだなどといってみても仕方のないことなのです。 たとえて言えば、貨幣はなぜ、人にとって有用な使用価値のある物品と交換したりできるのか?単に紙に数字を印刷しただけのものにすぎないではないかとも言える。だから貨幣は幻想だと言ってしまうのと同じです。もちろん幻想にすぎないとも言える。ではなぜ幻想にすぎないものが世界中で流通しているのか? 諸説あるのだろうけど、人間社会における価値の源泉である労働を抽象化したものであるとかいう言い方もできる。そういう問題として解明していかねば、幻想だと斬って捨てて、そのつもりになっても仕方が無いのと同じだと思うのですがね。
うさ
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