| 化石燃料に頼る発電は、燃料源の枯渇や待機汚染物質の排出、地球温暖化の観点から長期的には拡大できない。 原子力発電の燃料源も有限の資源。また、廃物処理の問題がある。 ドイツでは、2050年までに再生可能エネルギーの割合を50%にすると言う法律があるそうだ。再生可能エネルギーが持つ欠点のエネルギー密度の低さと不安定性を解消する技術革新があれば、きっと達成できるだろう。 日本もエネルギー関連法があるが、目標を定めてエネルギー源の転換を実行することは避けられないのが現実だ。地球温暖化防止という人類の喫緊の課題があるからね。今回の原発事故が契機となって、国民が真剣に考えれば、数十年後には新しいエネルギーを手に入れられると思う。 ただし、それまで現在の生活レベルを維持したいと望むならば、当面は原子力をより安全に使用するという方法が現実的だと思う。なんてったって、東南海地震の発生は確実視されているのだから、今回の教訓を最低限生かした安全対策を直ちに原発には施さねばならないよ。
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